新型コロナウイルスの影響を受ける安来市内の観光業支援に向け、市が市内宿泊施設の利用客に対し、宿泊料を補助するとともに、土産物店や観光施設で使える商品券を配る方針を決めた。宿泊料は1人当たり1泊3千円を支援し、商品券は2千円分とする。
7月上旬に始め、対象者は大人料金が適用される中学生以上とする予定。6月1日に始まる市議会定例会議に提出する、2021年度一般会計補正予算案に事業費6400万円を盛り込む。
宿泊料は補助対象のプランを利用して現地決済することが条件で、精算時に割り引かれる。商品券は500円券4枚つづりとし、泊まった施設で渡される。
割引と商品券が使える対象施設は補正予算案の可決後、市が募る。
観光客が落ち込む冬季対策を兼ね、適用期間は来年2月末までとする予定。
島根、鳥取両県民が山陰の宿泊・観光施設を利用する際に割引を受けられる「WeLove(ウィーラブ)山陰キャンペーン」との併用はできない。(渡部豪)