政府は少子化対策に取り組んできたが、もはや焼け石に水の様相だ。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、日本の人口は2100年には約6300万人までに半減するとされるが、かなり早まるとの指摘が少なくない。人口の大幅減少を前提にどうしたら持続していくことができるのか。著書「未来の年表」で「静かなる有事」と警鐘を鳴らした人口減少対策総合研究所理事長の河合雅司氏に聞く。(聞き手・久江雅彦、写真・堀誠)

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 ―少子化に歯止めをかけるのは無理か。

 「出産期の年齢の女性人口が激減していくので、人口減少の反転は難しく減り幅を抑制させるのが精いっぱいだ。現在のペースだと、日本人人...