島根洋画会賞を受賞した島田史さんの「平成新山」に見入る来館者=松江市袖師町、島根県立美術館
島根洋画会賞を受賞した島田史さんの「平成新山」に見入る来館者=松江市袖師町、島根県立美術館

 【松江】島根県内の洋画愛好者による公募展「島根洋画展」が松江市袖師町、島根県立美術館のギャラリーで開かれている。個性あふれる油絵や版画、水彩画の111点に来場者が見入っている。18日まで。

 島根洋画会が主催し、島根県出身者や在住者が描いた54点から入選した49点と会員、準会員作の62点の合計111点が並ぶ。

 作品は30号から100号で、風景や人物、抽象的な題材とさまざま。段ボールやガーゼを使った作品もあり個性が光る。

 島根洋画会賞を受賞した島田史(ふみ)さん(松江市)の「平成新山」は空の暗紅色やマグマの不吉さと、彩度の高い青から連想される清潔感や希望の対比が評価された。マグマの動きが伝わり迫力がある。

 来館した小原十紀子さん(75)=松江市上乃木6丁目=は「迫力ある作品ばかりで見応えがあった。絵を描く参考にしたい」と感心していた。

 午前10時から午後6時、最終日は午後4時まで。入場無料。 

      (黒崎真依)