島根県内唯一の百貨店、一畑百貨店(松江市朝日町)が来年1月に閉店することを受け、松江市の上定昭仁市長が14日、百貨店が立地するJR松江駅周辺に与える影響が避けられないとし、中心市街地活性化に向けたビジョンを練り直す考えを示した。地域経済に与える影響を抑えるため専門の対策チームを立ち上げ、解雇される従業員の雇用問題にも取り組む。初会合は15日。
<さんいん特報班>一畑百貨店の思い出 屋上の観覧車が・・・ AsYouLikeの時代に
報道陣の取材に応じた上定市長は、駅周辺のまちづくりで同店が果たしてきた集客機能などの役割が大きいとし「閉店を前提に、駅前が発展する計画を立てる必要がある」と述べた。
市は市政運営の最上位計画「総合計画」(2022~29年度)で中心市街地の再生を掲げており、...