島根県が力を入れてきた移住定住は人口減対策の一環だ。喫緊の課題でありながら歯止めがかかってこなかった要因は若年層の県外流出で、近年は約3千人の若者が大学や短大への進学により島根を離れる。

 20年間で進学先は変化し、関東圏が半減した。そ...