今季(2022~23年シーズン)のバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)は画期的なシーズンだった。「東高西低」の構図がついに崩れたからである。琉球の優勝は西地区のチームとして初、前身のリーグの一つであるbjリーグに所属していたチームとしても初の優勝とあって、歴史的な意義が深い。
これまでの優勝は宇都宮、東京、千葉で占められており、関東のチームが圧倒的に優位だった。その源となっていたのは選手獲得にかける豊富な資金力であり、選手たちも住環境で都会の光に引き寄せられるなど、複合的な要素が絡んでいたと思う。
しかし、琉球の優勝と、ここ2シーズンの島根スサノオマジックの躍進は、首都圏にも大きなインパクトを与えている。Bリーグで、もはや...