ボランティア説明会で競技委員(手前左から4人目)から役割などを聞く参加者=米子市皆生温泉3丁目、市観光センター
ボランティア説明会で競技委員(手前左から4人目)から役割などを聞く参加者=米子市皆生温泉3丁目、市観光センター

 第41回全日本トライアスロン皆生大会(16日・米子市など)の運営ボランティアが不足している。皆生トライアスロン協会が4日夜、米子市内で開いた説明会で、想定より約千人少ないことを明らかにした。運営に支障がないよう態勢を見直す一方、10日正午まで再募集する。

 スイム、バイク、ランで競う大会は、米子市、境港市、南部町、伯耆町、大山町、日吉津村の鳥取県西部6市町村を巡る。新型コロナウイルス禍の影響でコースが短縮された前回も、約2300人のボランティアが選手の給水、誘導などに当たり運営を支えた。

 通常の規模となる今回は4千人のボランティア参加を想定。協会や5市町村が募集したが、6月17日時点で計約3千人にとどまった。大会競技委員会ボランティア部長の松田順次さん(42)は、特に少ないのが団体の応募とし、「コロナ禍で、引き継いできたものが途切れてしまった」と分析する。

 本番に向け、この日の説明会は約70人の個人ボランティアが、競技委員から当日の役割や手順などを聞いた。協会は今後、団体にも説明。例年より少ないボランティア態勢での開催も想定しつつ、企業などへの協力依頼や個人ボランティアの募集をあらためて行う。

 応募の受け付けは皆生トライアスロン協会。松田さんは「選手をサポートする気持ちで、ぜひ参加してもらいたい」と呼びかけている。問い合わせは協会事務局、電話0859(34)2819。 (中村和磨)