松江市とバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックの経営権を持つバンダイナムコエンターテインメント(東京都)が10日、チームがホームアリーナとして使う松江市総合体育館(松江市学園南1丁目)の大規模改修を正式表明した。2026年に発足する新B1リーグの参入基準に適合するよう、客席や来賓用の別室を増設し、同リーグが開幕する26年秋の完成を目指す。
新リーグのライセンス交付条件を満たすため、現在3003席の客席を5千席に増設。メインアリーナ1階の移動式観客席を増改築するほか、2階固定席の座席間の幅を狭めて席を増やす。VIPや来賓が使用するラウンジやスイートルームは、メインアリーナと連結する別棟を建設して250席以上を確保し、試合のない日は会議や商談用の部屋として活用。トイレは50人分以上増やし、150人分以上となる。
全体の改修費は、公募を経て事業者が決まる24年度中に明らかになる見通し。市とバンダイナムコによる費用の負担割合は現時点で未定だが、...