境漁港に今季、初水揚げされたクロマグロ=5月25日、境港市昭和町の県営境港水産物地方卸売市場
境漁港に今季、初水揚げされたクロマグロ=5月25日、境港市昭和町の県営境港水産物地方卸売市場

 境港市は21日、境漁港(境港市)の2023年シーズンの大中型巻き網漁によるクロマグロの水揚げ状況を発表した。水揚げ回数の増加などで水揚げ量(えらと内臓を除いた重量)は前年比2・1%増の1098・8トン、水揚げ金額は単価の低下で12・1%減の18億5100万円だった。

 初水揚げは前年より5日早い5月25日で、今月19日に漁獲枠の上限に達し、操業を終了した。期間中の水揚げ回数は漁船の寄港が増えたことなどで、前年より7回多い計33回だった。

 1キロ当たりの平均単価は前年比273円安い1685円だった。前年は下回ったものの、19年の1293円、20年の1410円、21年の1402円は上回った。市水産商工課の佐々木雅史係長は「前年は新型コロナウイルス禍などで海外産や養殖マグロの流通量が少なかったが、今年に入って供給が戻り、単価の低下につながった」と分析した。

 1匹当たりの平均重量は約80キロ。大型が多かった前年より10キロ減少したものの、50キロ程度だった19、20年と比べると「今年も大型が多く水揚げされたと言える」(佐々木係長)。

 今季の日本海での大中型巻き網漁業による漁獲枠は、前年並みの1867トン(えらと内臓を含む)で、全国では境港の4船団を含む計12船団が操業したという。
  (松本稔史)