二人一組で火おこしに挑戦する児童=島根県美郷町村之郷、蟠龍峡公園
二人一組で火おこしに挑戦する児童=島根県美郷町村之郷、蟠龍峡公園

 【美郷】島根県邑南町と美郷町の3公民館による合同デイキャンプがこのほど、美郷町村之郷の蟠龍峡公園であり、夏休みの児童22人が火おこしや川遊びで自然を楽しんだ。

 児童は大型テントを張った後、公民館職員らの指導で火おこしに挑戦。木製の火切り棒を2人一組で懸命に回転させてガマの穂に火を付け、松の葉をかけてやさしく息を吹きかけると、火が燃え上がった。

 昼食のカレー作りでは町産のタマネギやピーマンを包丁で切り、おこした火を使って調理した。川で魚釣りや川遊びも楽しみ、夏の思い出をつくった。

 高原小学校5年の松崎薫君(10)は「初めての火おこしは、同じリズムで火切り棒を回転させるのが大変だったけど楽しかった」と笑顔を見せた。

 キャンプは高原公民館(邑南町高見)、布施公民館(同町布施)、比之宮公民館(美郷町宮内)が協力して初めて企画した。

      (吉野仁士)