次々に打ち上がる大輪の花火が、夕闇に包まれた宍道湖の上空と湖面を鮮やかに彩った。
5、6の両日に開催された松江の夏の風物詩・松江水郷祭花火大会。両日各1万発、2日間計2万発の打ち上げは、昨年を6500発上回る過去最大のスケールとなった。
開催前、その規模以上に注目を集めたのが有料観覧席だった。主催者の松江水郷祭推進会議は観光振興を目的に、昨年の初日のみ2635席から各日1万3千席に増設。以前は無料で観覧できた宍道湖岸が有料席で占められることに、不満を抱く市民も少なくなかった。
有料観覧席はどう違うのか?
人混みが苦手で、...