事故現場のウォータースライダーの検分をする捜査関係者=24日午後5時42分、島根県邑南町市木、瑞穂ハイランド
事故現場のウォータースライダーの検分をする捜査関係者=24日午後5時42分、島根県邑南町市木、瑞穂ハイランド

 島根県邑南町市木の瑞穂ハイランドで起きたウオータースライダーでの男児死亡事故について、町は1日、事故原因の分析や今後の対策を検討する調査チームの初会合を開く。事実関係を擦り合わせるほか、有識者らで構成する第三者検証委員会も近く立ち上げ、原因究明を進める。

 チームは町教育委員会内に設置。大橋覚教育長をリーダーに総務課や医療福祉政策課など5課17人で構成し、関係機関からの聞き取りを基に詳細な事実や問題点を洗い出す。調査結果を踏まえ検証委が報告書をまとめる計画で、大橋教育長は「二度とこうした事故を起こさない、との思いで取り組む」とした。

 31日にあった町議会全員協議会では、町教委が事故の経緯や今後の対応について町議にあらためて説明。石橋良治町長は「事故に真摯(しんし)に向き合い、町民の信頼回復に努める」と話した。   (吉野仁士)