体操の東京五輪代表最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権最終日は6日、群馬県の高崎アリーナで決勝が行われ、男子は個人総合で五輪2連覇の内村航平(ジョイカル)が種目別鉄棒で15・100点の2位となり、個人枠での代表入りを果たした。体操で五輪4大会連続出場は小野喬以来2人目。
日本男子の個人枠は現状一つ。4月の全日本選手権と5月のNHK杯、今大会の結果で代表を決めた。跳馬で2連覇した米倉英信(徳洲会)は日本体操協会の選考基準で、争っていた内村を上回ることができなかった。
4人の団体総合メンバーの残り2人はNHK杯3位の谷川航(セントラルスポーツ)と2018年ユース五輪5冠で18歳の北園丈琉(徳洲会)が初の五輪代表に決まり、16年リオデジャネイロ五輪金メダルメンバーは入らなかった。今大会までの結果を踏まえ、チーム貢献度で選ばれた。鉄棒は既に五輪代表入りしていた橋本大輝(順大)が15・133点で初優勝。
女子は五輪代表勢の村上茉愛(日体ク)が跳馬と平均台、畠田瞳(セントラルスポーツ)が段違い平行棒、杉原愛子(武庫川女大)が床運動を制した。