松江市営路線バスの減便方針の背景には、運転手の慢性的な不足がある。乗務員の高齢化や運転に必要な大型2種免許の保有者の減少で人員確保に苦慮する中、来春には運転手の拘束時間の短縮に向けた国の改善措置が発効する。状況がさらに悪化すれば路線の廃止が現実味を帯びてくる。 

【関連】松江市営バス4路線減便 運転手不足で来月から 平日16便、レイクラインも 

 市交通局は、松江レイクラインを含む計10路線を運行。休日出勤や内勤職員の乗務、貸し切りバスの受注抑制などで運転手不足を補う状況が続く。佐藤広樹運輸企画課長は「なんとか生活路線を優先してきたが、改善の見通しはなく、厳しい状態だ」と説明した。

 島根県警によると、...