来場者の前で大道芸を披露するパフォーマー=鳥取県伯耆町須村
来場者の前で大道芸を披露するパフォーマー=鳥取県伯耆町須村

 グルメと舞台を楽しむ「伯耆にぎわいフードマルシェ」が17日、鳥取県伯耆町須村の植田正治写真美術館周辺で開かれた。大山山麓の豊かな自然の中、来場者が思い思いの軽食を手に、大道芸や音楽に歓声を上げた。

 山麓ににぎわいの場を創出しようと、伯耆町観光協会や町商工会などでつくる実行委員会が開いた。

 町内外の飲食関係10事業者による屋台とキッチンカーが並び、長さ60センチの特大ソーセージや、さつまいものクリームをたっぷりと使ったモンブラン、イチゴのかき氷といった多彩な食事を提供。長い行列ができた。

 舞台では、大道芸人のチャーリーさん=岡山県在住=が、風船でウサギや仮面ライダーの形を手早く作り、巧みなジャグリングも披露。出雲市在住の音楽家tomo(とも)べつさんらの演奏もあった。

 家族や友人と訪れた伯耆町岸本の会社員上原薫さん(36)は「きれいな景色の中で皆と一緒においしいものを食べ、ステージで盛り上がることができた」と満足していた。(佐貫公哉)