松江市乃木地区にある約1・5キロのケヤキ並木の大部分が今春までに伐採され、市民から親しまれてきた「けやき通り」の通称が、名ばかりの状態となっている。幹や根を腐敗させる菌類が寄生していたことから、市が倒木の危険性を考慮し、伐採を判断した。200本近くあったケヤキが切り株ばかりになった今、地域住民らは、愛着のある通りの未来に向けた協議を進めている。
けやき通りは、JR乃木駅(浜乃木2丁目)から上乃木三差路(上乃木3丁目)までの市道沿いを指す。市や地元自治会などによるとケヤキは約40年ほど前に植えられ、少なくとも2002年ごろには「けやき通り」の呼び方が定着していた。
ケヤキはかつて...











