島根県立大(本部・浜田市)が10日、新型コロナウイルスワクチンの職場接種を、現時点では申請しない意向を示した。7月末~9月に学生が夏休みに入り、スケジュール上、2回の接種をするのが難しいと判断した。

 ワクチンは1回目の接種から3~4週間後に2回目を打つのが目安とされており、同日の定例会見で清原正義学長は「仮に1回目の接種が7月なら、2回目の実施が難しい」と夏休みとの関連を説明。

 秋以降の実施を想定すると、それまでに一般接種の進ちょく状況も変わっているとの見方も示した。浜田市との協議を踏まえ、ワクチンを打つ医療関係者の負担も考慮したという。

 厚生労働省は職場接種に関し、1会場当たり最低千人程度が基本との要件を示しており、同大は学生、教職員計約1050人がいる浜田キャンパスを対象に検討した。出雲、松江の両キャンパスはともに約600人がいる。(板垣敏郎)