江津市桜江町出身で、オランダの名門管弦楽団のバイオリン奏者だった塩田信之さん(1944~93年)の顕彰コンサートが15日、同町川越の川越地域コミュニティ交流センターであった。塩田さんが切望した、親子で演奏と楽器に触れるイベントを初めて企画し、没後30年となる郷土の偉人の存在を広めた。
塩田さんは5歳でバイオリンを始め、最年少で読売日本交響楽団に入団。1965年にアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(現ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)で初のアジア人奏者となった。

親子イベントは、2021年から顕彰コンサートを開く実行委員会で音楽プロモーターの伊藤浩平さん(55)が、塩田さんの子息から、塩田さんが...