ペットボトルに入った薄黄色の液体は、飲み残しの清涼飲料水でもお茶でもなかった。松江市内のリサイクルステーションで、おしっこの入ったペットボトルが捨てられる事案が相次いでいる。その数は4月以降で100本を超える。誰の仕業なのか。モラルを逸した事態に、回収担当者らが頭を抱えている。
(報道部・曽田元気)
5年前から頻繁に
9月中旬、松江市内の住宅地の公園にある回収ボックス。ペットボトルを集める担当の恩田潤一さん(43)が、ボックスに入った空容器を収集車に移すと、液体の入った容器を発見。おしっこが入っているかどうかキャップを開け、臭いをかいで確認した。
業務に携わり約8年。5年前から頻繁に見かけるようになった。「あ、またか」という感情と「何回も経験するが、吐き気がする」...