大名茶人として名高い松江藩松平家七代藩主・松平治郷(はるさと)(不昧(ふまい))は、棗(なつめ)や香合(こうごう)など、多くの茶器を蒔絵師(まきえし)や塗師(ぬし)に作らせた。比類なき名工とうたわれた江戸の蒔絵師・原(はら)羊遊斎(ようゆうさい)は、不昧の美意識を反映させた茶道具を多く制...
不昧好みの美と技継承 松江歴史館・特別展「漆壺斎と勝軍木庵」〈大多和弥生〉
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