緑豊かな森林を次世代に残そうと、山陰中央新報社が展開する「さんいん環境キャンペーン」の植樹活動が21日、松江市東長江町の葉子(はこ)山であった。協賛社の社員や関係団体、一般参加の計86人がアカマツ苗約500本を植え、木の成長を願った。
島根県が進める森づくり事業の一環で、2010年から実施している。葉子山での活動は6年目。
東長江共有林組合が所有する0・3ヘクタールの林地で作業した参加者は、竹のくいが立った場所を目印に、くわで30センチほどの穴を掘って苗を植え、根張りを良くするために、土を足で踏み固めた。4年後には2メートル近くに育つという。
父親に誘われ初めて参加したという、松江市立雑賀小学校1年の沖田桜子さん(7)は「苗に土をかけるところが楽しかった。大きく育ってほしい」と話した。(森みずき)