病院まつりで医師(右)の鉄道模型を見る子どもたち=大田市大田町、市立病院
病院まつりで医師(右)の鉄道模型を見る子どもたち=大田市大田町、市立病院

 大田市大田町、大田市立病院が22日、新しくなった病院を知ってもらおうと病院まつりを開いた。市民ら約500人が健康に関する測定や病院情報を紹介するコーナーを通じて、地域医療への理解を深めた。

 大田市立病院は、建物の老朽化にともない2020年5月、新築してオープンした。病院まつりは毎年1回開催してきたが、新型コロナウイルス禍で中断し4年ぶり。新病院では初めて開催した。

 血圧、血糖、血管年齢などの測定や骨密度を測って骨粗しょう症のリスクを考えるコーナーが人気を集めた。パネル展示では糖尿病やがんの化学療法看護の認定看護師が在籍する市立病院の特色を紹介。勤務する小児科医が趣味で作った鉄道模型も展示され、子どもたちの関心を引いていた。

 大田市大田町の会社員、江藤彰さん(41)は「健康を考えるきっかけになった。これからも身近な病院であってほしい」と話した。(勝部浩文)