安来市西赤江町の道路脇でスイカが実をならせた。市民は大阪市のメインストリート・御堂筋の植え込みで見つかり話題を呼んだスイカになぞらえ「安来のど根性スイカだ」と目を細めている。
スイカは事業所や民家が点在する地域で、市道脇の土ののり面に生えている。実は直径10センチ余り。23日朝、ウオーキング中に気づいた安来市荒島町の永田稔さん(79)によると1カ月ほど前に花を咲かせていて、鳥が種を落とすなどして生えたとみられるという。
永田さんは季節外れで、こんな場所で実がなるわけがないと思っていただけにスイカの生命力を実感し「大阪に負けん実ができとる」と顔をほころばせた。寒さで枯れるのではないかと心配し、評判を伝え聞いた市は、現地を確認して対応を考えるとしている。
(桝井映志)