三刀屋高の高野颯太選手がプロ野球ドラフト会議でヤクルトから育成２位で指名された。昨年の秋季県大会から取材を続ける記者は高野選手のプロ入りに懸ける思いを直接聞いてきただけに、会場で名前が呼ばれた瞬間は自分のことのようにうれしかった。
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日々の努力に裏打ちされた力強いスイングは島根県内の高校生では群を抜いていた。昨秋の中国大会と、今夏の島根大会では先頭打者本塁打を放ち、実力を見せつけた。重要な場面で本塁打を放っても凜とした表情でダイヤモンドを回る姿が印象的だった。
育成２位指名は、天性のバッティングセンスと機動力が評価された結果だろう。取材時に長打を打つ秘訣（ひけつ）を聞いた際には...
