ヤクルトへの入団が決まり、球団が用意したグッズを手にする高野颯太＝ホテル一畑
プロ野球ドラフト会議でヤクルトから育成２位指名を受けた三刀屋高の高野颯太の入団が１４日、決まった。背番号０２６、支度金３２０万円、年俸２８０万円（金額はいずれも推定）で合意し「プロ野球選手になる実感が湧いた。支配下（選手）になれるように頑張りたい」と意気込んだ。
松江市内のホテルで橿渕聡スカウトデスクらと会見した高野は、１０月２６日のドラフト会議後、松山市であった１軍の秋季キャンプを訪れたことを明かし、「動きのスピードが自分とは全然違った。プロのスピードについていけるようになりたい」と意欲をにじませた。会見後は自身の背番号や名前がプリントされたタオルなどのグッズを手にし、笑顔で写真撮影時に応じた。
橿渕スカウトデスクは、３年時は左手のけがに悩まされた高野を気遣った上で「１桁の背番号をつけられる可能性はある。焦らず実力を伸ばしてほしい」と期待を寄せた。
１２月４日には東京都で入団発表がある。
（小林竜大）
