祝賀会で交流を深める参加者=京都市内
祝賀会で交流を深める参加者=京都市内

 京都市などに住む島根県出身者でつくる京都島根県人会(141人)の創立60周年記念式典と祝賀会が29日、京都市内のホテルであり、会員らが節目を祝うとともに、今後の発展を祈った。

 須山篤志会長は出席した会員や県の行政関係者ら約130人を前に「今後も会員が力を合わせ、島根県の発展と京都との交流促進の一役を担いたい」とあいさつし、長年、県人会の活動を支えた個人や団体に感謝状を贈った。

 式典後、島根県の民俗芸能に詳しい民俗学者、芸能史研究家の山路興造氏が講演。京都の八坂神社から山口を経由して津和野町で継承される鷺舞などについて解説した。

 祝賀会では、関西を中心に活動する演奏家によるピアノ、尺八、二胡の共演のほか、会員が即興劇で相撲の始祖とされる野(の)見(みの)宿(すく)禰(ね)命の土俵入りを演じ、会場を沸かせた。