集まった会員らにあいさつをする役員たち=出雲市斐川町荘原、荘原コミュニティセンター
集まった会員らにあいさつをする役員たち=出雲市斐川町荘原、荘原コミュニティセンター

 出雲斐川尼子十旗顕彰会の発足総会が11日、出雲市斐川町荘原の荘原コミュニティセンターであった。神西(出雲市西神西、東神西町)、高瀬(同市斐川町神庭)の両山城跡を貴重な歴史遺産として発信して地域活性化につなげようと、会員ら約60人が結集。看板などの整備や調査研究を重ねて魅力化を図っていく。

 神西、高瀬両城はいずれも、月山富田城(安来市広瀬町富田)を拠点とした戦国大名・尼子氏の支城「尼子十旗」。同十旗は月山富田城防衛のために編成された十の重臣とその居城のことで、神西は神西氏、高瀬は米原氏の居城だった。

 顕彰会の会員は8日までに出雲市内外の61人(神西城支部31人、高瀬城支部30人)に達し、総会では代表世話人に荒神谷博物館企画員の宍道年弘さん(64)、顧問にNPO法人出雲学研究所理事長の藤岡大拙さん(88)が就いた。

 宍道さんはあいさつで、出雲市内には120を超える山城があることに触れ「(山城を)活用した町づくりはありうるとあらためて思っている。(尼子十旗本拠地・月山富田城ゆかりの)山中鹿介に再び注目が集まっており、神西、米原両氏の研究はとても価値がある。会員も増やしていきたい」と話した。

 総会終了後に藤岡さんが「尼子十旗に果たした神西城と高瀬城の役割」と題して講演した。

      (松本稔史)