スマッシュを打つ選手(左)=松江市鹿島町佐陀本郷、鹿島総合体育館
スマッシュを打つ選手(左)=松江市鹿島町佐陀本郷、鹿島総合体育館

 さんびるカップ中学生卓球大会が4日、松江市鹿島町佐陀本郷の鹿島総合体育館であり、島根県内の選手309人が優勝を目指して汗を流した。卓球事業を展開する社が、子どもたちの活躍の場を設けようと開いた。

 毎年11月は、秋の新人大会予選の出雲地区大会が県中体連により開催されていたが、教員の働き方改革や授業時間確保などのため本年度からなくなった。子どもたちが力を発揮できる機会を増やそうと、卓球塾を開くさんびるが、コロナ禍で中止になっていた自社の大会を再開させた。

 県東部の中学1、2年生が参加。シングルスで、多く試合ができるよう学年ごとに3人ずつ予選リーグを組み、決勝は順位別トーナメントで戦った。選手は緊張した面持ちで試合に臨み、スマッシュが決まると喜びの声を上げた。

 松江市立湖南中学校1年の重森水希さん(12)は「緊張してうまくいかなかった部分もあるが、今後の課題が見つかってよかった」と話した。
(小引久実)