バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の強豪・川崎ブレイブサンダースの藤井祐眞(松江市出身)が、中地区首位を走るチームをけん引している。10月下旬には史上初のB1通算400試合出場を達成。3、4の両日にあった島根スサノオマジック戦でも2試合連続でチーム最多得点し、連勝に貢献した。
【写真特集】松江出身の藤井祐眞 B1強豪・川崎ブレイブサンダースでチームけん引
最優秀選手賞(MVP)を1度、ベスト5を3度獲得した31歳は、今季もその実力をいかんなく発揮する。全11試合に先発出場し1試合平均得点は13・1点、同アシストはB1で6位の5・0本を記録。かつて川崎で主将を務めるなどリーダーシップもあり、好調なチームを精神面、プレー面の双方で支える。
プレーしたのは中学生以来というカミアリーナ(出雲市)で開かれた2連戦でも躍動した。「非常にタフなチーム」と評する島根を相手に1戦目は18得点、2戦目は20得点をマーク。2試合で計7本の3点シュートを決め「中学まで育った土地でパフォーマンスを見せることができ、(かつて指導を受けた)先生らに恩返しができたと思う」と胸を張った。
(清山遼太)