2024年1月から少額投資非課税制度(NISA)が拡充される「新NISA」が始まる。これによって利用者の動向、地域金融機関にどのような影響があるのかを展望したい。

 現行NISAでは、上場株式などを対象とする「一般NISA」(投資枠は年120万円)と、長期、積み立て投資に向いている投資信託を対象とする「つみたてNISA」(同40万円)のどちらか一つしか選べなかった。

 つまり、つみたてNISAを選択した場合、利用者に投資余力があっても月最大3万3333円の投資で我慢するしかなかった。

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