イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘で多くの犠牲者が出ているパレスチナ・ガザ地区への理解を広めようと、出雲市のコワーキングハウス「マヤッカ」と島根大医学部の学生らが8日、出雲市塩冶神前3丁目の出雲ベースでドキュメンタリー映画「ガザ 素顔の日常」の上映会を開く。
ガザ地区は、東京23区の6割程度の土地にパレスチナ人約200万人が暮らす。今回の戦闘以前から、イスラエルが壁を造り境界を管理し、移動の自由がなく「天井のない監獄」と呼ばれてきた。映画は、2019年に公開された作品で、海外留学や漁船の船長を夢見て力強く生きる青年たちの姿を追っている。
上映会は、午後1時半(昼の部)と6時半(夜の部)の2回開催。大人料金は昼2千円、夜3500円で、学生料金もある。夜は、映画を配給するユナイテッドピープルの関根健次代表取締役とオンラインでつなぐアフタートークがある。売上金は経費を除き、国連児童基金(ユニセフ)のガザ人道危機緊急基金に寄付する。問い合わせはマヤッカ、電話0853(27)9166。