島根県内の中山間地域で、2018年からの5年間に30カ所のガソリンスタンドが閉店したことが県の実態調査で明らかになった。人口減少を背景にした消費の落ち込みに加え、地下タンクなどの施設更新費用の負担が主な理由。事業者の67・9%が10年後の事業継続を「していない」「分からない」と回答し、対策を講じなければさらなる減少が避けられない状況になっている。

 調査は今年6月から11月に実施。県内の中山間地域や県境隣接地域(県境から5キロ)に所在するガソリンスタンドが対象で、231カ所のうち182カ所から回答があった。

 18年度の前回調査で...