8月に開かれる女子プロゴルフのステップ・アップ・ツアー第16戦「山陰ご縁むす美レディース」(6513ヤード、パー72)の会場となる鳥取県伯耆町丸山の大山平原ゴルフクラブに、大会で使用する間伐材を再利用した特製ティーマークが展示され、アマチュアゴルファーの注目を浴びている。
コース内の1番と10番ホールの間に植わっていた樹齢約20年のヒノキの間伐材を活用。同県が力を入れる「持続可能な開発目標(SDGs)」の取り組みを後押しするため、大山で育った木材の活用例の一つとして、大会を共催する山陰中央新報社が制作した。
直径約15センチの丸太を半分に割り、樹皮を残したまま切断面に大会ロゴを特殊印刷し、幅約30センチのティーマークに加工した。大会期間中に各ホールのティーイングエリアに設置する。
また、同クラブは2年ぶりの女子プロ大会に合わせ、山陰を訪れるゴルファー向けにクラブハウス内に設ける特産品販売コーナーに、のどぐろ茶漬け(出雲市)、食用バラを使ったローズシロップ(大田市)など、島根県側の産品を初めて用意。「大会に合わせ鳥取、島根両県のPRにも役立てたい」としている。
大会は日本女子プロゴルフ協会主催の公式大会として、8月25~27日、108人(予定)が出場し、2日間の予選ラウンド後、最終日に決勝ラウンドが行われる。 (藤井満弘)