リモートスペース「NAKA|naka」で作業する三ツ和の社員=雲南市大東町大東、同社
リモートスペース「NAKA|naka」で作業する三ツ和の社員=雲南市大東町大東、同社

 店舗・住宅設計、家具製造の三ツ和(雲南市大東町大東)が、新型コロナウイルス禍での在宅勤務向け簡易スペース「NAKA-naka(ナカナカ)」の販売を始めた。コロナ禍で飲食店などの新規出店が減り、家具やリフォームの需要が落ち込む中、新たな事業展開を図ろうと商品化した。

 元々は住宅や飲食店のリフォームやオーダー家具を製造するが、新型コロナの影響で、昨年3~9月の売り上げは前年同期比で5割に落ち込んだ。

 在宅勤務を取り入れる企業が増える中、自宅で仕事に集中できる場所がないというテレビのニュースを見て、リモートブースの製造を思いついた。

 ナカナカの意味は、部屋の中にあるもう一つの部屋。幅60センチ、奥行き90センチ、高さ約150センチで、雲南市産のスギを使用した。中にはテーブルと椅子を配置し、椅子の下にはプリンターなど仕事で使う機器や道具を収納できる。価格は8万8千円で、追加で照明やコンセントの設置も可能。

 9月までに20台の販売を目指す。現在は同社が家に出向いて設営するが、今後は組み立て式に変更する予定。角森宏一社長は「在宅勤務にはもちろん、子どもの勉強や一人でお酒を楽しむ特別な空間として利用してほしい」と話した。 (平井優香)