北海道出身の早世の詩人左川ちか(1911~36年)が脚光を浴びている。詩集は長く絶版の状態が続き「幻の詩人」と呼ばれたが、近年関連書の刊行が相次ぎ、北海道立文学館(札幌市)では特別展も開催。「夢は切断された果実である」「私は海に捨てられた」―。作風は鋭利...
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北海道出身の早世の詩人左川ちか(1911~36年)が脚光を浴びている。詩集は長く絶版の状態が続き「幻の詩人」と呼ばれたが、近年関連書の刊行が相次ぎ、北海道立文学館(札幌市)では特別展も開催。「夢は切断された果実である」「私は海に捨てられた」―。作風は鋭利...