島根県西部で唯一、国から「地域がん診療連携拠点病院」に指定されている浜田医療センター(浜田市浅井町)で、検体や組織を調べる常勤の病理医が2024年度から不在となる見通しになった。唯一の常勤医が3月末に退職予定で、後任確保のめどは立っていない。地域拠点病院として継続するには、常勤の病理医が必要。24年度にただちに指定が取り消されるわけではないが、対応を迫られている。
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