島根県が開発した大粒ブドウ「神紅」=益田市喜阿弥町
島根県が開発した大粒ブドウ「神紅」=益田市喜阿弥町

 島根県が開発した大粒ブドウの新品種「神紅(しんく)」の本年産が20日、益田市で初出荷された。2017年の栽培開始後、本格的な販売は今年が初めて。主産地の出雲市でも今月末から7月上旬の初出荷を予定し、県全体で9月までに県内や関西、中京の市場へ数百キロを出荷する。人気の高い大粒品種シャインマスカット以上の高値が付きそうだ。

 神紅は県が07年から開発に取り組み、シャインマスカットと、ベニバラードを掛け合わせた。鮮やかな赤色と、糖度20度以上と群を抜く甘さ、独特の香りが特徴。種なしで皮ごと食べられる。

 本年産は38団体・個人の生産者が計2・7ヘクタールで作付けした。春以降、朝晩の寒暖差で、果実に色が付くのが早かったという。

 この日は、益田市喜阿弥町のJAしまね西いわみ地区本部喜阿弥集荷所に、市内の5アールで栽培する大石静夫さん(71)=益田市下本郷町=が約25キロを持ち込んだ。色や外観を確認後、トラックで出荷した。

 大石さんは「本格的な出荷にこぎ着け、うれしい。県農業技術センターの指導を受けながら課題点を解決し、よりよい品になるよう取り組んでいきたい」と話した。