バスケットボール人気の高まりで活況を呈するBリーグは、2026年に新たなトップカテゴリー「Bリーグ・プレミア」(Bプレミア)がスタートする。さらなる成長を目指し、新リーグで導入する三つの制度改革に焦点を当てる。
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目玉の一つが、選手の年俸総額に上限を定める「サラリーキャップ」の採用だ。北米のプロスポーツではおなじみの制度で、Bリーグで導入する大きな狙いはクラブ経営の健全化にある。
1部(B1)では近年、選手の年俸が高騰している。クラブの資金力が増し、有力選手の争奪戦が激化したからだ。22~23年シーズンのトップチーム人件費の平均は、...