松江市乃白町の国史跡・田和山遺跡にある草ぶきの復元竪穴住居の撤去作業が、今月末に終わる見通しだ。跡地には市が遺構面を復元。スマートフォンなどをかざすと弥生時代の外観や内部構造を見ることができるAR(拡張現実)技術を使った映像展示を2026年度中に整備し、引き続き歴史学習に役立てる。

 草ぶきの竪穴住居は田和山遺跡の特徴として知られる三重環濠(かんごう)の西側に立地。市が06年に1300万円をかけて復元したものの、...