見頃を迎えたハンカイソウ=島根県飯南町下赤名、赤名湿地
見頃を迎えたハンカイソウ=島根県飯南町下赤名、赤名湿地

 【飯南】島根県自然環境保全地域の赤名湿地(島根県飯南町下赤名)で、湿地性の貴重植物ハンカイソウが見頃を迎えている。直径10センチほどの黄色い花が夏の訪れを告げている。これから開花する花もあり、30日ごろまで楽しめる。

 ハンカイソウはキク科の多年草で、中山間地域の湿地や渓谷に咲く。県立三瓶自然館サヒメル(大田市三瓶町多根)によると、今年は例年より10日ほど早い1日ごろに咲き始めたという。

 県内最大規模のハンノキ林を縫って設けられた遊歩道沿いでは、ハンカイソウが野生動植物保護地区(67アール)を中心に群生する。高さ1~2メートルに茎を伸ばし、訪れる人の目を引きつけている。

 サヒメルの井上雅仁学芸課長は「この時期に目を引く珍しい花なので、楽しんで見てほしい」と呼び掛けた。  (清山遼太)