台湾では新年早々、総統選挙が行われ、民進党の頼清徳氏が当選した。だが今回は国民党、民衆党との三つ巴(どもえ)の戦いとなり、頼氏の得票数は過半数に満たなかった。さらに同時に実施された議会・立法院選挙で、民進党は最大野党の国民党の後塵(こうじん)を拝してしまった。

 この結果には、国際社会での影響力が低下する米国と、「台湾統一は歴史の必然」...