松江市役所前で市民(右)に署名への協力を呼び掛ける市民団体のメンバー=8月、松江市末次町
松江市役所前で市民(右)に署名への協力を呼び掛ける市民団体のメンバー=8月、松江市末次町

 2日の意見陳述で片岡代表は「私たちは、事業計画の決め方や進め方を問題にしている」と主張。中心メンバーとして活動した関耕平島根大教授も「市が手順を踏んで周知に努めてきたことと、市民にその情報が行き渡って納得と合意形成が獲得できているかどうかは別の問題だ」と述べ、事業が「市民不在」の議論で進められていることを繰り返し訴えた。

 住民投票条例案は否決されたが、新型コロナウイルスの影響は今後も続き、総事業費が150億円と決まって以降、幅広い市民が意見を述べる機会がないといった事実は変わらない。署名で意思表示した約1万4千人を超える多くの市民が市の姿勢に不満を抱いているのは間違いないだろう。

 団体は近く、活動意義などを総括した上で解散する。片岡代表はこれまでの約4カ月を振り返りながら切実に願った。

 「どうか、市民の目線を大切にし、市民の声に耳を傾ける松江市政であってほしい」