今夏のパリ五輪でメダル獲得を狙う浜田市出身で陸上3000メートル障害の三浦龍司選手(21)=順大4年=が27日、小中学校時代に通った浜田ジュニア陸上教室の練習に参加した。子どもたちは憧れの先輩と一緒に楽しく走った。
陸上教室の関係者が帰省中の三浦選手に声かけして実現し、この日の練習は小学1年から中学3年まで約100人が参加した。保護者も大勢集まった。
三浦選手はもも上げやハードル跳びの基礎練習に交ざり「昔と同じ練習で(故郷に)戻ってきた感じがする。自分と同じように、ここで走る楽しさを知ってほしい」と話した。
リレーにも加わり、先を走る子どもを笑顔で追い抜いたり、「頑張れ」「ラスト」と声援を送ったりした。
浜田市立国府小学校6年の河野央聖君(12)は「走るフォームがかっこよかった。三浦選手みたいになりたい」と夢を膨らませた。
三浦選手は大学卒業後、実業団のSUBARU(スバル)に入社する。
(吉田雅史)