なかなか寒くならない冬の日。環境破壊によって地球が壊れかけ、いまや人類の存続そのものが危ぶまれていることを想起させられる。人間は、理性によって人間ならざるものを統御し自然を支配できる、と考えてきた。しかし、こうした人間中心主義の考え方はもはや限界であり、見直す時期に来ている。自然へのケアが、そのまま人間へのケアとなる。わたしたちは、そんな時...