島根県の2024年度一般会計当初予算案と、同時期に編成する23年度同補正予算案を合わせた歳入・歳出規模が、前年度比200億円程度減の4900億円台前半になることが1日、分かった。最終年度を迎える「島根創生計画」(2020~24年度)の推進に向けて農林水産業の振興などに注力し、エネルギー価格・物価高騰対策でも新たな施策を講じる。14日開会の2月定例県議会に提案する。

 農林水産業は、22年の全国和牛能力共進会で上位入賞した「しまね和牛」の振興を図るため、重点的に予算を配分する。子牛を飼って育てる繁殖農家が品評会などで好成績を収めた牛から産まれた...