地方新聞47紙とNHK、共同通信が表彰する第14回地域再生大賞の各賞が決まった。地域や人々の多彩な個性を生かして支え合う取り組みが目立った。担い手が減り続ける中で、どう暮らしを維持し、地元の誇りを守るか。世代や立場を超えて対話を重ね、未来を切り開こうとしている。
第14回地域再生大賞の審査は51団体の書類審査、現地視察やリモートによる聞き取りを実施し副題「つながる、多様性が拓(ひら)く」を踏まえて進められた。
▽自分事として
大賞「貴志川(きしがわ)線の未来を〝つくる〟会」(和歌山市)は、地域鉄道を守り、沿線の将来像を描こうという住民の思いが出発点。地域公共交通の存続が危ぶまれる中で全国の人に勇気を与える。
▽取...