文化面の新しい連載小説「オルロージュ」が9日付でスタートする。大学院でバクテリアの光合成を研究する倉敷秀斗は、中学時代の同級生・桐田奈南から起業を持ちかけられる。会社の名前はオルロージュ。起業は成功するのか―。作者は「地図と拳」で直木賞を受賞した小川哲さん(37)。今作はアメリカのベンチャー企業による詐欺事件がモデルとなっている。連載開始を前に、作品について聞いた。

 ―タイトルに込めた意...