東京五輪ホッケー日本代表の膳棚大剛(ひろたか)さん(30)=島根県奥出雲町出身=と錦織えみさん(31)=同=を招いたホッケー交流会が6日、島根県奥出雲町三成の町民体育館であり、町内の小学6年生約80人が試合などを通して動き方のこつや競技に取り組む姿勢を学んだ。
地域に分かれて午前と午後の2回実施した。児童は男女別にチームを作り、男子の試合に膳棚さん、女子に錦織さんが参加した。
子どもたちはプレーヤーの配置や「下を向かずに前を見る」などの助言を受けながら、ボールを奪い合った。スティックを巧みに操る膳棚さんと対戦した三沢小の森山遥陽君(12)は「守備も攻撃もすごい」と驚いていた。
試合後、膳棚さんと錦織さんが夢について講話。2人とも小学6年生の頃には「オリンピックに出たい」という夢を持っていたとし、かなえるためには楽しむことを忘れずに努力、継続することの大切さを説いた。
交流会は2030年に島根県で開催する国民スポーツ大会に向け、競技力向上などを図る県の「トップアスリート派遣事業」の一環で開いた。
(山本泰平)