2023年度に過去最多の人的被害を出したクマについて対策を議論している環境省の専門家検討会が、都道府県の捕獲事業に国が交付金支援をする「指定管理鳥獣」に追加する方針案を取りまとめたことが6日、関係者への取材で分かった。生息状況のモニタリングのほか、人の生活圏に侵入させない「ゾーニング」といったクマ独自の被害防止案も入れる方向で、8日の会合で了承される見通し。

 環境省は検討会の報告を受け、指定管理鳥獣に追加することで最終検討しており、都道府県への支援内容などを詰める。...