島根県教育委員会が14日、小学5年~中学2年を対象に実施した2023年度の県学力調査の結果を公表した。課題の算数・数学は、正答率に改善はみられたが小学校で全国平均(推計値)と差が出た。小学校の国語も全国平均を下回った。県教委は今後、小学校低学年段階の学習のつまずきを把握して授業改善などに生かすための調査に着手し、子どもたちの学びを深める計画だ。

 23年12月に19市町村の計296校、2万2342人を対象に実施し、小学生は国語と算数の2教科、中学生は国語、数学、英語の3教科を受けた。全国平均は、早期実施校の結果や過去の実績を基に、問題を作成した業者が推計。県教委は全国平均と±2ポイントを有意差なしと位置付けた。

 算数・数学の正答率は、...